Search This Blog

Wednesday

ロバート・バーンズから贈られる誕生日の一節/Birthday Chimes from Burns

エディンバラ・W.P.NIMMO,HAY,&MITCHELL発刊の小冊子。











ロバート・バーンズ/Robert Burns(1759-1796)とは、スコットランドの詩人であり、民謡研究家。

スコットランドでは「スコットランドの最愛の息子/Scotland's favourite son」ともよばれ、国民的詩人として愛されています。

彼が収集し改作したもののなかでも、スコットランド民謡 Auld Lang Syneは「蛍の光」として、Comin Thro' The Ryeは「故郷の空」として、日本でもなじみ深く親しまれています。

これはそんなバーンズの遺した詩や歌の中から、1年365日すべての日それぞれに、詩の一節、唄の一節をあてはめたもの。

発刊は1886年、もしくは1887年。

バーンズの死後100年近くたっていますので、もちろんバーンズの作ではなく、出版社や編集者が編纂したものと思われます。

使い方としては、きっとこの本に親しい人の誕生日を記し、その日の一節をまるでバーンズからの贈り物の様に読み返し、その人へのカードに書いたりしたのかもしれません。


奥付には、手書きで「With love for Gerly(もしくはTerly?) /05」という文字が描かれています。

1905年に、 Gerlyへ誰かから贈られたもの、ということでしょう。

後半には「GLOSSARY/用語解説」があり、ここだけでも興味深く読むことができます。


タイトルの「BIRTHDAY CHIMES」のとおり、誕生日を人生の一区切りとして、ポロン、と聞こえてくるチャイムの音のようなバーンズの言葉達。


彼が大切にした、優しく懐かしい歌の音が聞こえてきそうな、愛すべき1冊です。




◆Scotland
◆出版社:W.P.NIMMO,HAY,&MITCHELL in EDINBURGH
◆推定製造年代:c.1887
◆素材:紙
◆サイズ:幅9.5 高さ11 厚み1.6cm
◆在庫数:1冊のみ


【NOTE】
*古いお品物のため、擦れや折れ、多少のシミなどがございます。詳細は画像にてご確認ください。


アイテムのご購入はショップにてどうそ。
下のバナーからお入りいただけます。


Reminiscence
Antiques & Collectable

by d+A