英国ヴィンテージ、シルバーリング。
英国のマーケットで手に入れた、ロココ風装飾がポイントの優雅なリング。
ロココとはロカイユ/rocailleに由来する言葉。
ロカイユは岩の意味で、バロック時代のグロット（庭園洞窟）に特徴的な貝殻で装飾された岩組を差しましたが、
そこから転じて、18世紀前半にフランスで流行した、貝殻の曲線を多用したインテリア装飾をロカイユ装飾＝ロココ様式と呼ぶようになりました。
左右非対称で渦巻くような貝の曲線や小花、植物の葉が持つ有機的なラインなどを巧みに組み合わせた装飾は、ポンパドゥール夫人（1721-1764）を中心とするフランス宮廷文化の最盛期に大流行し、今なお人気を誇っています。
今回ご紹介するリングは、そのロココ風の装飾が施されたもの。
左右非対称の渦巻くような曲線は確かにロココのエッセンスを感じさせます。
ただ、シルバーのみで作られているため、華美な印象は無く、造形の美しさのみを愉しむことができるのも嬉しいポイントといえるでしょう。
リングのべースとなる材はスターリングシルバー。
英国においてスターリングシルバー（銀の純度92.5%)はホールマークによって管理されておりますが、ジュエリーなどの小さなものにおいては必ずしもホールマークは刻印されておらず、銀の純度を示す「925」もしくは「SILVER」「STARLING」などのみの場合もございます。
今回ご紹介するリングも裏面に小さく「925」の刻印をみることができます。
存在感のある大きさながらも、透け感のある造形は思いがけず軽やか。
ヨーロッパの優雅な伝統をさりげなく身に纏う機会を、どうぞお試しください。
◆England
◆推定製造年代:c.1970年代以降
◆素材：シルバー925
◆サイズ：約17号強
◆重量:3g
◆在庫数：1点のみ
【NOTE】
＊古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆や歪み等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
＊画像の備品は付属しません。
＊上記ご了承の上、お求めください。
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Reminiscence Antiques & Collectable
by d＋A
