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Saturday

曲線が美しい優雅な画架を愉しむ / Antique Art Noveau Style Wrought Iron Small Easel Stand

 英国アンティーク、ロートアイアンのイーゼル。
















高さ約30cm弱の優雅なイーゼルはその美しい姿で独特の存在感を放っています。



意匠としては19世紀末に流行したアール・ヌーヴォーのスタイルといってよいでしょう。

全体のくるくるとしたスクロールは伝統的なものですが、トップにある三本の飾りは「新しい芸術/アール・ヌーヴォー」的なデザインとなっており、程よいポイントとなっています。


材は「Wrought Iron/ロートアイアン」。

手作業で組み上げられた鉄製で、アール・ヌーヴォーの装飾に非常に重用されたものです。


大きさとしては葉書大のものを置くのにちょうど良いサイズ感です。

ほぼ葉書大のA6サイズ、その倍のA5サイズの紙を置いてみましたので、ご参考になさってください。


使い方はいろいろ。

小さなアートワークはもちろん、ポストカードや季節のカード等をディスプレイしてみてはいかがでしょうか。

イーゼルのフォルム自体が美しいので、ドライフラワーやアクセサリーとともに飾るのも絵になります。


光のあたる窓辺やランプの傍で、シルエットを愉しむのもおすすめ。

実用的でありながら美しさを満喫できる、英国アンティークの佳品を是非どうぞ。



◆England

◆推定製造年代:c.1940年代頃

◆素材:鉄

◆サイズ:幅約14.6cm 高さ約28.5cm 自立した時の最大奥行約15.5cm

◆重量:約149g

◆在庫数:1点のみ


【NOTE】

*古いお品物のため、小傷や汚れ、錆、歪みや変色等がございます。

*繊細なつくりで、力が加わると歪みやすい構造です。

*イーゼルの受け部分が少し歪みがちとなりますので、もしひどく歪むようでしたらそっと力を加えるようにして調整してください。

*完璧に歪みを無くすことは難しいと思います。

*現時点ではカタつきはございません。

*自立した奥行は約15.5cmですが、接地面の摩擦が大きかればもっと狭くても自立します。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上お求めください。




お品物の購入はショップにてどうぞ。

下のバナーからご来店いただけます。


Reminiscence Antiques & Collectable

by d+A


http://reminiscence.blue



Wednesday

可憐で優美なアートピース / Antique Miniature Watteau Plaques with Brass Garland Frame-Date

英国アンティーク、陶板がはめ込まれた真鍮アートフレーム。















英国のマーケットで手に入れた優雅なアートフレーム。

真鍮でできた本体の中央に丸く陶板がはめ込まれ、陶板の周囲にはクラシカルなリボンのガーランドがあしらわれています。

陶板に施された図案は、花咲く庭園で寄り添うロココ風の意匠を着た男女。
庭園の手すりに物憂げに寄りかかる貴婦人。
手すり越しに近寄る紳士は、そっと貴婦人の髪に触れているようでもあります。


「Watteau」とは、18世紀フランスのロココ様式を代表する画家、アントワーヌ・ヴァトー/Antoine Watteau(1684-1721)のこと。
「雅びな宴/フェート・ギャラント/fetes galantes」の画家と呼ばれるヴァトーは、男女の愛の駆け引きを主題にした美しい風俗画を多く手掛けました。
彼の描く雅宴画ともよばれる雅な絵画は、その後彼の名をとって「ヴァトー風」「ヴァトー紋」などとも呼ばれるひとつの様式となってゆきます。

つまりこれは「ヴァトー風」の絵である、というサイン。
陶板自体を拡大鏡でよくみれば細かなドットが確認され、絵柄自体は転写紙からの写しであると思われます。
なお、拡大鏡で見たときにわずかにヒビのような線が確認できますが、触っても表面は滑らかです。
おそらく製法による貫入であると思われますので、どうかご了承をお願いいたします。

製作年代はさすがにヴァトー存命当時の18世紀とはいえませんが、作りの具合からおそらくヴィクトリアンの終わり頃1900年代頃と推測いたします。


背面は紙製で、壁に掛けるための「MADE IN ENGLAND」の文字が入った真鍮金物がついています。


真鍮の古びた金色、立体的になっているガーランド、周囲の黒から浮き出るように華やかな色合いのヴァトー風陶板。
それらが一体となって、雅で可憐な雰囲気を存分に感じさせてくれます。


背面の掛け金具でこのまま壁に掛けることも可能。
もちろん小さなイーゼルに置いたり、直接壁に立てかけたりしても素敵です。


ロココの優雅さ漂う、小さなアートピース。
是非貴方のお手元でご鑑賞ください。



◆England
◆推定製造年代:c.1900年代頃
◆素材:陶器・真鍮・紙
◆全体サイズ:幅約11.9cm 高さ約15.1cm 厚み約0.4-0.6cm
◆重量:96g
◆在庫数:1点のみ

【NOTE】
*古いお品物のため、小傷や汚れ、錆や歪み、変色等がございます。
*陶板には拡大鏡で見たときにわずかにヒビのような線が確認できますが、触っても表面は滑らかです。
*おそらく製法による貫入であると思われますので、どうかご了承をお願いいたします。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上お求めください。



お品物の購入はショップにてどうぞ。
下のバナーからご来店いただけます。




Reminiscence Antiques & Collectable
by d+A

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神聖なるヤドリギを纏うクランベリーグラス / Antique Pewter Rim Cranberry Glass Vase with Mistletoe

英国アンティーク ガラスにピューターの口金がついた小さな花瓶。














存在感あふれ、珍しいデザインの花瓶は英国のマーケットで手に入れました。

フォルムとしては、すとん、とシンプルな円筒形。
ただ、使われている材はガラスメインに、口部分にピューターがあしらわれており、珍しくも凝った仕様となっています。

ガラスはヴィクトリア時代にたいそう流行したクランベリーグラス。
そして、表面に金彩で描かれているのは、ヤドリギ/ミスルトゥ/Mistletoe です。


秋から冬、英国やフランスの郊外を走ると、葉を落とした木々に球状のぽわぽわしたものが、くっついているのをしばしば見かけます。
それが、ヤドリギ。
寄生植物で地面には根を張らず、他の樹木の枝の上に生育する常緑の多年生植物で、対となった葉と半透明の白い実が特徴。


古くからヨーロッパでは宗教的に神聖な木とされ、幸運を呼ぶ木とされてきました。
例えばケルトの司祭ドルイドが行う儀式は、ヤドリギが寄生したオークの木の下で行われていたそうです。

現在でもクリスマスにはヤドリギを吊るす習慣があり、その下にいる若い女性はキスを拒むことができない、という伝承もあります。


そんなヤドリギが一面に描かれたガラスの花瓶。
作られた年代は古く、ヴィクトリアン後期頃と推測いたします。


高さ約8cmと小さいながらも、持ってみるとかなりずっしりとした印象。
これは一部にピューターが使われていることと、ガラス自体が厚いことからかと思われます。

そのため、切り花やグリーンをいれてもしっかりとした安定感で支えてくれます。


もちろんこのまま飾っても、透けるクランベリーカラーとヤドリギの存在感で十分お愉しみいただけます。



赤と金彩、ヤドリギのパターン、そしてガラスとピューター。
幾重にも重なる意匠が凝縮している、英国アンティークの小さな佳品です。



◆England
◆推定製造年代:c.1870-1890年代頃
◆素材:ガラス・ピューター
◆サイズ:直径約4.4cm 高さ約8.2cm
◆重量:約204g
◆在庫数:1点のみ

【NOTE】
*古いお品物のため、小傷や汚れ、変色等がございます。
*ガラス部分にワレやヒビはございません。
*底のエッジにわずかに欠けがみられます。ほとんど目立たず、これ以上広がるようなものではございません。
*お水を入れてご使用いただけます。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上お求めください。



お品物の購入はショップにてどうぞ。
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Reminiscence Antiques & Collectable
by d+A

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Friday

大切なものを大切に飾ろう / Antique Silver Plated Photo Frame

英国アンティーク、小さな写真立て。





















英国の北部、大きな競馬場で行われていたアンティークフェアで手に入れた、小さな写真立て。


トップにはシールドが掲げられ、左右はくるりと曲がった装飾がつけられています。
はめ込まれているのは、古い本の1ページのような紙片。フランス語でしょうか。
中を外してみると、ヴィクトリア朝らしき服装をした女性の古い写真が現れました。



フレーム下枠にはには小さくEPNS (electro plated nickel silver)の刻印がみられます。
EPNSとは、銀メッキのこと。

銀メッキには数種類ありますが、19世紀後半からは電気により銀メッキをしたものが多く作られるようになりました。
「洋銀」や「洋白」、「ニッケルシルバー」などと言われ、「E.P.N.S.」「E.P.」の刻印があることがあります。

この銀の電気メッキは、1840年ごろ、英国バーミンガムのエルキントン社が開発し、純銀製と間違われないようE.P.N.S.マークがつけられるようになりました。
英国においてスターリングシルバーはそのホールマークによって、だれが、いつ、どこのアセイオフィスで認可をうけたか、がひとめで分かるようになっていますが、銀メッキにおいてはその限りではなく、「E.P.N.S.」とあったり「SILVER PLATED」とあったり、もしくは何もなかったり、様々な状態となっています。




今回ご紹介する銀メッキの写真タテは、構造や中のものから察するに、19世紀中頃のお品物と推測いたします。
おそらく初めは女性の写真を飾っていたのでしょう。
その後は何らかの理由により、女性の写真は奥に仕舞われ(きっと捨てられずに)、表には本の1ページを入れていた、と思われます。


構造的にちょっと歪んだ感じになってしまってはおりますが、100年を超えて愛されてきた小さな佳品は、ヴィクトリアンの空気を確かに纏っているよう。
お手元で長く愛していただきたい、英国アンティークのひとしなです。



◆England
◆推定製造年代:c.19世紀後半
◆素材:シルバープレーテッド(銀メッキ)
◆全体サイズ:幅約7.8cm 高さ約9.2cm 厚み約0.9cm 立てた時の奥行約4.2cm
◆写真が見える面(窓)サイズ:約5.8×3.6cm
◆在庫数:1点のみ

【NOTE】
*古いお品物のため、小傷や汚れ、錆、変色や歪み等がございます。
*ガラスエッジにはカケやざらつきがみられます。フレームにはめ込んだ時はほとんど目立ちません。
*中の写真の交換は可能です。中の台紙をゆっくりと上側から引っ張り出してください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上お求めください。



お品物の購入はショップにてどうぞ。
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Reminiscence Antiques & Collectable
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