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Wednesday

神聖なるヤドリギを纏うクランベリーグラス / Antique Pewter Rim Cranberry Glass Vase with Mistletoe

英国アンティーク ガラスにピューターの口金がついた小さな花瓶。














存在感あふれ、珍しいデザインの花瓶は英国のマーケットで手に入れました。

フォルムとしては、すとん、とシンプルな円筒形。
ただ、使われている材はガラスメインに、口部分にピューターがあしらわれており、珍しくも凝った仕様となっています。

ガラスはヴィクトリア時代にたいそう流行したクランベリーグラス。
そして、表面に金彩で描かれているのは、ヤドリギ/ミスルトゥ/Mistletoe です。


秋から冬、英国やフランスの郊外を走ると、葉を落とした木々に球状のぽわぽわしたものが、くっついているのをしばしば見かけます。
それが、ヤドリギ。
寄生植物で地面には根を張らず、他の樹木の枝の上に生育する常緑の多年生植物で、対となった葉と半透明の白い実が特徴。


古くからヨーロッパでは宗教的に神聖な木とされ、幸運を呼ぶ木とされてきました。
例えばケルトの司祭ドルイドが行う儀式は、ヤドリギが寄生したオークの木の下で行われていたそうです。

現在でもクリスマスにはヤドリギを吊るす習慣があり、その下にいる若い女性はキスを拒むことができない、という伝承もあります。


そんなヤドリギが一面に描かれたガラスの花瓶。
作られた年代は古く、ヴィクトリアン後期頃と推測いたします。


高さ約8cmと小さいながらも、持ってみるとかなりずっしりとした印象。
これは一部にピューターが使われていることと、ガラス自体が厚いことからかと思われます。

そのため、切り花やグリーンをいれてもしっかりとした安定感で支えてくれます。


もちろんこのまま飾っても、透けるクランベリーカラーとヤドリギの存在感で十分お愉しみいただけます。



赤と金彩、ヤドリギのパターン、そしてガラスとピューター。
幾重にも重なる意匠が凝縮している、英国アンティークの小さな佳品です。



◆England
◆推定製造年代:c.1870-1890年代頃
◆素材:ガラス・ピューター
◆サイズ:直径約4.4cm 高さ約8.2cm
◆重量:約204g
◆在庫数:1点のみ

【NOTE】
*古いお品物のため、小傷や汚れ、変色等がございます。
*ガラス部分にワレやヒビはございません。
*底のエッジにわずかに欠けがみられます。ほとんど目立たず、これ以上広がるようなものではございません。
*お水を入れてご使用いただけます。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上お求めください。



お品物の購入はショップにてどうぞ。
下のバナーからご来店いただけます。




Reminiscence Antiques & Collectable
by d+A

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