流れるようなフレームにしなやかに巻き付き、
植物のもつ有機的な優雅さを贅沢なまでに演出したレターラックは、
1900年頃のフランスのお品物。
19世紀末から花開いたアールヌーヴォー様式が
まさにヨーロッパ大陸を席巻していた頃でした。
素材はなんらかの合金と思われ、
華奢にみえながらもずっしりとした重みを感じさせます。
もともとは金彩が施されていたようですが、
現在はかなり剥がれており、一部にその名残を残すのみとなっています。
正面にあしらわれている花はポピーと思われます。
ポピーはアールヌーヴォーの芸術ではモチーフとして大変好まれ、
ミュシャのポスターやドームのガラスなど多くの作品が残されている花のひとつ。
シンプルながらも愛らしいフォルムをもち、
意匠的にも美しくデザインしやすいからでしょうか。
そんなポピーの花が、まるで摘み取れそうなリアリティをもって
レターラックを飾っています。
赤いポピーの花言葉は consolation/慰め、そして pleasure/喜び。
この美しいレターラックをお傍に置くことで、
貴方の日々に慰めと喜びが満ちますように・・・。
そんな想いが伝わってくるような、世紀末芸術の逸品です。
◆France
◆推定製造年代:c.1900年代
◆素材:金属
◆全体サイズ:幅約17.8cm 高さ約14cm 全体長さ約5.5cm
◆重量:約365g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物のため、小傷や汚れ、錆や変色等がございます。
*金彩は剥がれている部分が多くございます。
*造形上、やや形が鋭い部分がございます。通常のご使用においては問題ございませんが、念のためお取り扱いにはご注意ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上お求めください。
お品物の購入はショップにてどうぞ。
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Reminiscence Antiques & Collectable
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