英国ヴィンテージ、アールデコ期のブローチ。
1910年代頃から流行しだしたArt Deco/アールデコ。
その前に一世を風靡したアールヌーヴォーの植物をモチーフにした有機的な曲線の美とは対照的に、やかな色を取り入れた幾何学モチーフが特徴でした。
ただ、その中にあって何故かオウムはこのアールデコ期に好んでモチーフとして取り入れられ、様々な作品が残されています。
オウムが持つ鮮やかな色合いと、幾何学的な構成の中に入れて映えるフォルムが好まれたのかもしれません。
そしてオウムがもつ象徴的な意味として「自由」があることも、新時代のモチーフとして好まれた理由のひとつなのではないでしょうか。
さて、今回ご紹介するのはそんなアールデコ期のブローチです。
アールデコらしいサークルが主として構成されており、右手にはオウム、左手にはリボンが配されています。
リボンの中心には極小の赤いラインストーンが埋め込まれ、オウムの体には乳白色の石がはめ込まれています。
これは恐らくムーンストーンと思われます。
ムーンストーンは長石という鉱物であり、硬度は比較的低く、傷がつきやすいのが特徴でもあります。
このブローチのストーンも、よく見ればほんのわずかですが欠けがみられますが、小さいためあまり目立たないと判断し、このままのご紹介とさせていただきます。
アールデコらしい鮮やかなオレンジとグリーンの色合いですが、ベースの金色が全体を品よくまとめているようです。
繊細な表現と大胆な意匠が特徴の、小さなオウム付きブローチ。
あなたの胸にオウムを一羽、いかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1930年代頃
◆素材:金属、ラインストーン、ムーンストーン(おそらく)
◆サイズ:幅約2.7cm 高さ約3.1cm 円のモチーフ直径約2.3cm
◆重量:約3g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物のため、小傷や汚れ、ペイントの剥がれ、石にわずかにカケがみられます。
*ブローチ留め金具は、ご使用可能と判断してご紹介しておりますが、現代の物に比べればわずかに操作性に劣ります。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上お求めください。
お品物の購入はショップにてどうぞ。
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Reminiscence Antiques & Collectable
by d+A