英国ヴィンテージ、シルバーの小さなブローチ。
小さな星のような上品なブローチは、英国の大きなアンティークセンターで手に入れました。
中央にはめ込まれた淡い紫色のカットガラスを取り囲むように、マーカサイトが配された4辺の花びらが広がり、さらに黒に近い色のボール状のガラスビーズが8枚、広がっていきます。
この形はOctagram/オクタグラム、八芒星。
ギリシア語で「8」を意味する「octa- 」から派生した言葉で、八つの角を持つ星型多角形のことです。
古来より星型には様々な意味が込められており、魔除けの力を持つといわれる五芒星、「ダビデの星」「ソロモンの紋章」といわれる六芒星などが有名。
そして八芒星は、八方位等と深く関係し、開運を呼び込む幸せの形状と言われてもいます。
ヨーロッパでの意味合いは「Law of Cause and Effect/因果律」ともいわれており、どこか東洋的な神秘の星として畏敬の念と共に愛されてきた形状となっています。
そんなオクタグラムのフォルムをした小さなブローチ。
ベースとなる材はスターリングシルバーです。
英国においてスターリングシルバー(銀の純度92.5%)はホールマークによって管理されておりますが、ジュエリーなどの小さなものにおいては必ずしもホールマークは刻印されておらず、銀の純度を示す「925」もしくは「STERLING」などのみの場合もございます。今回ご紹介するブローチも裏面に小さく「925」の刻印をみることができます。
また、マーカサイトとは白鉄鉱のこと。
古代ギリシャの頃にも宝飾品として用いられ、インカの時代には鏡として使用されていたと想像される形状にて発見されています。
鏡面仕上げにした多面カットのマーカサイトで仕上げられたアクセサリーは、控えめながらもきらきらとした反射が美しく、あたかも無数のダイアモンドを散りばめたよう。
英国では19世紀後半から20世紀初頭にかけて大流行いたしました。
パワーストーンとしても親しまれ、冷静・明察・英知・沈着を表すといわれています。
背面にはブローチ用の金具と、ペンダントヘッドとして使える環がついています。
エレガンスが凝縮したような小さな逸品。
八方向に広がる形は、貴方に幸せな運命ををもたらしてくれるかもしれません。
◆England
◆推定製造年代:c.1950-1970年代頃
◆素材:銀(スターリングシルバー)、ガラス、マーカサイト
◆サイズ:幅約2.6×2.6cm
◆重量:6g
◆在庫数:1点のみ
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*ブローチ留め金具は、ご使用可能と判断してご紹介しておりますが現代の物に比べればわずかに操作性に劣ります。
*ペンダントチェーンは付属しません。
*画像の箱、その他備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
お品物の購入はショップにてどうぞ。
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Reminiscence Antiques & Collectable
by d+A